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自然エネルギーは本当に自然にやさしいのか・・・・
他ではあまり聞けないおはなしが聞けます。 2011年11月16日 (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10) (11) (12) (13) 山田さんはいま70代で、30代のころから反原発運動にたずさわってきた。 筋金入りの反原発女子だ。 ぜひ画像を最後まで見ていただきたいけれど、 だいぶ長いので、要点を書きとめておこう。 ・「原発をなくすには、それに代わる発電システムが必要だ」 とよく言われるが、 それは事実ではない。 ・政府は電力会社に電力の安定供給を義務づけている。 そのため、原発を一基つくるときには、 かならずバックアップとして同じ出力の火力発電所が一基つくられる。 ・電気はつくった分だけ消費しないと不都合が生じる。 しかし原発は使用量に応じて出力を調整できない。 そこで原発をつくるときには、揚水発電所もつくられる。 夜間など電力使用量が少ない時間に、 わざわざ水を汲みあげて電力を消費するためだ。 ・つまり、原発が一基あれば、 それに伴って同じ出力の火力発電所が一基と、揚水発電所が一基存在する。 原発がなくなっても、それと同等の電気をつくれる設備がすでに存在しているということだ。 (じゃあ、原発は何のためにあるのか、という漫才みたいなはなし) ・そのような状況にもかかわらず、 2007年からすでに政府(自公政権)は、 「原発に代わる自然エネルギー」 の普及を提唱し、 その財源として、「再生可能エネルギー発電賦課金」を、 わたしたちが払う電気代に上乗せするようになった。 ・自然エネルギーの代表として政府が普及させようとしているのは太陽光発電と風力発電。 ・風力発電の風車の羽根は長さ30~50メートル、重さは30~50トン。 さらに動力部分の重さは50トン。 70メートルの柱の上にこれだけの重さのものが載る。 それを支えるためには、足元に40メートル四方の深さ10メートルの穴を掘り、 2000トンのコンクリートを注入しなければならない。 穴を掘ったあとの残土は10トントラックで720台分。 この工事のために、大型トラックやミキサー車が往来できる道路をつくり、 作業のためのスペースを作らなければならない。ものすごい自然破壊。 ・風車は外部電源がなければ動かない。 ・風車がある地域で風車病が増えている。 風車が引きおこす低周波、振動、騒音、羽根の光反射などによって、 めまい、吐き気、立ちくらみ、低血圧などの症状が起こる。 ・ソーラーパネルの耐用年数は17~20年。 材料のシリコンや、レアアース、レアメタルの回収や再利用の方法はまだ確立していない。 そのひとつトリウムは放射性物質で、その生産のために人が被爆している。 ・ソフトバンクの孫社長は日本各地にメガソーラーを設置しはじめたが、 そのパネルはもっぱら韓国製。 日本のソーラーパネルのトップ企業シャープはそのあおりを受けて経営不振に陥り、 パネル工場の大部分を閉鎖している。 ・2011年2月、政府はメガソーラーや風力発電を普及させるために、 国有林、保安林、農地に関する規制を緩和することを決めた。 電力のために、自然破壊にますます拍車がかかる。 ・自然エネルギーでもうけるのは企業。 とくに外国の企業。 ・早くから太陽光発電や風力発電に乗りだしたドイツ、スイス、スペインなどの国では、 そこから生じる問題に気づき、政策の見直しをはじめている。 とまあ、こんなところですが、 ほかにも興味ぶかいおはなしがたくさん。 考えてみたら、風車にもソーラーパネルにも、プラスチックが使われる。 それは石油からできる。 シリコンやプラスチックをつくるときには、多量の電気が使われる。 自然エネルギーとか、再生可能エネルギーとかいうと、言葉のひびきがいいから、 よけい厄介だな。 風も陽光も波も、たしかに再生可能でほぼ無尽蔵だけれど、 それを利用するための道具は、そうではないということがよくわかった。 だからどうすればいいのかと考えると、 わたしはやっぱり、電気をあまり使わない生活スタイルへの移行しかないのではないかと思う。 たとえばこれから建てる家はみんなコブハウスにするとか、 車の燃料はオオマサガスか、空気にするとか、 夜はみんな何もしないで寝てしまうとか、 寝ないで子づくりしてもいいけど電灯はつけないとか、 東京の道をみんな土に戻して、エアコンの使用を控えるとか・・・・ いま自然エネルギーに群がって利益を得ようとする人々を想像すると、 原発を生みだしたのと同じ人間の欲望が、 ただ別のものに向かっているだけのような気がする。 夜も働けばもっとお金が儲かるとか、 毎日同じだけの電力を供給されて、毎日同じくらい快適な日々を過ごしたいとか。 真剣に日本をよくしたいと考えて脱原発運動に関わっている人たちの思いも、 その欲望に悪用されてしまっているわけだ。 必要なのは新しい手段ではなく、今までとは違う価値観のような気がする。
by no-nuc
| 2013-04-29 13:40
| 自然エネルギー
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